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平安遷都(へいあんせんと)

794年(延暦13)10月に実施された長岡京から平安京への遷都。桓武天皇は,793年に山背国葛野(かどの)郡宇太村の地を視察させ,9月には新京の宅地を官人に班給し,翌年7月には東西市を移すなど造営を急ぎ,10月28日に遷都の詔がだされた。長岡京がわずか10年余りで廃棄された理由は,たび重なる洪水にみまわれるなど都市機能が十分でなかったことや,藤原種継(たねつぐ)暗殺事件に連坐し廃された早良(さわら)親王の怨霊を桓武天皇が強く畏怖したことが指摘されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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