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後漢(ごかん)

王莽(おうもう)の新朝末期の農民反乱を平定した劉秀(りゅうしゅう)(光武帝)が再興した漢王朝(25~220)。都の洛陽が前漢の都長安の東にあることから東漢ともいう。57年,朝貢した奴国(なこく)の大夫に光武帝が「漢委奴国王」の金印を下賜するなど,外夷の招撫につとめ,また91年に西域都護(とご)に任じられた班超(はんちょう)は西域を経略してシルクロードを開いた。だが中央では外戚宦官(かんがん)が政権を握り,地方には外寇と農民反乱があいつぎ,やがて献帝が曹操(そうそう)の子の曹丕(そうひ)に禅譲して王朝は滅び,中国はの3国に分裂した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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