1. 縄文時代人(じょうもんじだいじん)

縄文時代人(じょうもんじだいじん)

日本列島に縄文文化の遺跡を残した人々。貝塚や洞窟遺跡で発見される人骨の研究によって,成人男性の平均身長が160cmたらず,脳頭蓋が大きく,眉間(みけん)と鼻骨が隆起し,顔は低く幅が広く,眼窩(がんか)が長方形で,歯のかみあわせは鉗子(かんし)型,前腕と下腿(かたい)が相対的に長く,脛骨(けいこつ)の骨幹が扁平であるなど,現代日本人とはかなり異なる形態をもっていたことが知られる。中国の柳江(りゅうこう)人や沖縄の港川(みなとがわ)人のような旧石器時代人との類似が強い。弥生時代以降,大陸からの渡来人とその文化の影響をうけて大きく変化したが,北日本では縄文時代人の形質が長く持続してアイヌ民族に受け継がれたと考えられている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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