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ハラッパー

インダス文明の都市遺跡。パキスタンのパンジャーブ州,インダス川の支流ラヴィー河岸にある前2300~前1800年頃の都市。発掘は1920年からで,最初にインダス文明の存在が明らかにされた遺跡であり,そのため都市期の文化をハラッパー文化と呼ぶ。小高い城塞部と市街地が分離して配された計画都市で,外面に焼煉瓦を使用し,また市街区が碁盤目状の大小の道路に区画されている。城塞のすぐ外側には工房,職人住宅,さらにその奥に穀物倉庫が建てられている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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