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遍照(へんじょう)

生没 816~890.1.19 遍昭とも。平安前期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の1人。俗名は良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。安世(やすよ)の子。子に素性(そせい)。従五位上蔵人頭であったが,仁明(にんみょう)天皇の死去により出家。円仁(えんにん)・円珍に師事し,885年(仁和元)僧正となる。元慶(がんぎょう)寺を建立,花山(かざん)僧正とよばれた。「古今集」仮名序は「歌のさまは得たれども,まことすくなし」と評する。「古今集」以下の勅撰集に約35首入集。家集「遍照集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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