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ベトナム戦争(ベトナムせんそう)

1961~75年ホー・チ・ミン率いるベトナム民主共和国(北ベトナム)とベトナム共和国(南ベトナム)との間で戦われた内戦に,アメリカが冷戦を背景に介入した戦争。アメリカは,54年のジュネーブ会議で生まれた南ベトナムを支持し,61年ケネディ大統領も同国に多数の軍事顧問団を派遣。64年ジョンソン大統領が北爆・地上戦を開始,米軍の兵力は最高時で56万を数えた。68年1月の解放戦線によるテト攻勢で形勢は逆転し,73年1月,北ベトナム・南ベトナム臨時革命政府とアメリカのニクソン大統領との間でパリ和平協定が成立して米軍は撤退した。75年4月の北ベトナムによるサイゴン(現,ホーチミン市)陥落で戦争は終結した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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