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別家(べっけ)

分家の別称でもあるが,術語としては,もっぱら商家同族団において,主人家族員の暖簾(のれん)分けを分家と称し,番頭を勤めあげた非血縁家成員の暖簾分けを別家と区別する。日本の分家慣行を考察する場合,親族的な系譜関係で結ばれておらず,暖簾という家の象徴と家産の分割によって成立する分家の一形態である別家(奉公人分家)を視野にいれることは,その特殊な性格を知るうえで重要視される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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