1. 用語
  2. 日本史 -へ-
  3. 北京議定書(ペキンぎていしょ)

北京議定書(ペキンぎていしょ)

1901年(明治34)9月7日に調印された北清事変最終議定書。独,オーストリア,ベルギー,スペイン,米,仏,英,伊,日,蘭,露の各国全権委員と清国全権委員(慶親王・李鴻章)との間に北京で調印。内容はドイツと日本への謝罪使の派遣,義和団首謀者の処罰,列国への償金4億5000万両の支払い,北京公使館区域に各国護衛兵の常置,現通商航海条約を通商上便利にするための改訂などである。日本はこれにより下関条約を改訂し,03年10月に追加日清通商航海条約に調印した。清国はこれにより完全に財政破綻し,経済的に列国に依存することとなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう