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幣帛(へいはく)

「みてぐら」とも。幣(ぬさ)とも。神に供えるものの総称。みてぐらの語源には異説もあるが,「御手座」,すなわち手にもつ神の依代(よりしろ)の意味で,転じて神への供え物となり,律令用語として「幣帛」の字が用いられたと考えられる。一般的な品目は繊維製品が中心で,ほかに魚介・酒・米・海藻・野菜などの食品類,紙・玉・武器・器物などがある。祭祀の種類や神社の格によって,幣帛の品目・数量とも異なっており,「延喜式」に詳しく定められている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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