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平城天皇(へいぜいてんのう)

生没 774.8.15~824.7.7 在位806.3.17~809.4.1 桓武天皇の第1皇子。名は安殿(あて)。母は藤原良継の女乙牟漏(おとむろ)。嵯峨天皇・高志(こし)内親王と同母である。785年(延暦4)桓武の皇太子に立ち,806年(大同元)父の死去により即位した。弟の神野親王(嵯峨天皇)を皇太弟に立て,809年これに譲位したが,平城の子高岳(たかおか)親王が皇太子に立てられた。平城上皇は藤原仲成・薬子(くすこ)兄妹を重んじ,平城京遷都計画などをもって政権の掌握をはかり,810年(弘仁元)挙兵を企てたが失敗,出家した(薬子の変)。これにより高岳は皇太子を廃され,かわって大伴親王(淳和天皇)が皇太弟に立った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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