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関門トンネル(かんもんトンネル)

山口県下関市と北九州市の門司地区を結ぶ海底トンネル。1901年(明治34)山陽鉄道神戸―馬関(現,下関)間の開通と同時に,関門間に航路輸送が開始されたが,産業経済の発達と軍事的要請の高まりを背景に,関門海峡下のトンネル建設が構想された。36年(昭和11)9月に下り線(3614m)から着工,42年11月に完成。上り線(3604m)は40年に着工,44年8月に完成。山陽本線と鹿児島本線は門司駅(貨物は門司操車場駅)でつながれた。この日本初の海底トンネル造成にはシールド工法・圧気工法などが用いられた。58年には関門国道トンネル,74年には新幹線用の新関門トンネルが完成。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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