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灌仏会(かんぶつえ)

仏生会・誕生会とも。最近は花祭とよぶ。陰暦4月8日に釈迦誕生を祝って釈迦像を洗浴する法会。「普曜経」に,菩薩が生まれてすぐ7歩あるき偈(げ)を説いたとき,帝釈天(たいしゃくてん)が香水で菩薩を洗浴したことなどが記されている。日本では606年(推古14)以降諸寺で行われ,840年(承和7)から宮中でも毎年この日に修した。江戸時代以降は香水ではなく甘茶をかけるようになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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