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神田青物市場(かんだあおものいちば)

江戸神田多町(たちょう)・連雀(れんじゃく)町界隈(かいわい)(現,千代田区神田多町ほか)にあった青果市場。起源については諸説あるが,水陸交通の便から17世紀中頃には隆盛を迎えたという。市場の有力問屋は幕府への青果上納人に指定され,市場近くの青物役所管轄の下,幕末期では50軒の問屋が110種にも及ぶ上納品の大半を請け負った。明治期以降も青物市場は存続したが,1928年(昭和3)秋葉原駅の北側に移転,89年(平成元)大田市場に統合された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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