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勧進聖(かんじんひじり)

人々を仏道に導き,寺社の造営・修復,造像,土木事業など作善(さぜん)に結縁させることを勧める遊行の僧。勧進は勧誘策進のことだが,中世以降は作善を行うための募金行為を意味するようになった。行基(ぎょうき)が起源とされ,鎌倉時代に東大寺を再建した重源(ちょうげん)は著名。平安末期以降,寺社の再建に大いに活躍したが,多くは半僧半俗の姿で一宗一派に偏せず,諸国を遊行しながら募財に努めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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