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元興寺伽藍縁起并流記資財帳(がんごうじがらんえんぎならびにるきしざいちょう)

「元興寺資財帳」とも。奈良市元興寺の開創経緯・財産などを記したもの。746年(天平18)の僧綱(そうごう)の牒により翌年まとめられた。醍醐寺本「諸寺縁起集」引用の抄本が現存。縁起に飛鳥寺の塔露盤銘(とうろばんめい)・釈迦如来光背銘・古縁起などを引用し,「日本書紀」の原史料にもとづくと思われる部分もあるが,別系統の仏教伝来記事も載せる。「寧楽(なら)遺文」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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