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神尾春央(かんおはるひで)

生没 1687~1753.5.5 江戸中期の幕臣。父は下島為政。神尾春政の養子。若狭守。1737年(元文2)勘定奉行。老中松平乗邑(のりさと)のもとで年貢増徴策を推進。42年(寛保2)の関東洪水では手伝普請・国役普請合体方式の河川復興工事を主管。44年(延享元)東海道・五畿内・中国筋の検地におもむき,隠田摘発や有毛検見法を採用して徹底した増徴を行った。公家領検地が問題化し,松平乗邑失脚の一因となったが,神尾は没するまで在職。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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