江戸時代初頭,寛永年間(1624~44)に京都を中心に町衆を担い手として,朝廷・公家や大名の間に広がった絵画・工芸・建築など各分野にわたる文化活動の総称。貴族的な文化と古典的な美の追求を特徴とする。やまと絵の装飾画に新境地を開いた俵屋宗達,洗練された蒔絵などの工芸品を残した本阿弥光悦らの作品がよく知られる。華麗な日光東照宮,簡素で気品のある桂離宮はその代表的な建築物。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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