1. 用語
  2. 日本史 -か-
  3. 皮多(かわた)

皮多(かわた)

皮田・革田とも。近世,おもに畿内から西日本にかけて穢多(えた)の別称として用いられた語。戦国末~近世初頭は,皮革職人としての側面を示す皮多の称が一般的だったが,幕藩権力は17世紀半ば以降穢多として統一的に編成。しかし,以後も西日本で自称として広く用いられ,広島藩では革田が公称となっている。このようななかで近世後期,播磨では皮多百姓自身が穢多とは異なるという意識をもつにいたった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう