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鎌倉府(かまくらふ)

関東府とも。室町幕府が鎌倉においた東国統治機関。建武政権下の鎌倉将軍府が起源で,1349年(貞和5・正平4)の足利基氏の鎌倉公方就任から1455年(康正元)公方成氏(しげうじ)が下総国古河(こが)(現,茨城県古河市)へ移るまで続いた。関東8カ国と伊豆・甲斐両国(のち奥羽2国が加わる)を管轄国とし,鎌倉公方を首長に,政務を統轄して公方を補佐する関東管領,東国の伝統的豪族層と上杉氏が任命される守護,事務官僚である奉行衆および公方直属の軍事力を担う奉公衆らで構成。幕府にならい,管領をはじめ評定衆・政所・問注所・侍所・諸奉行などがおかれ,旧得宗領を中核とする御料所を財政基盤とした。公方・管領・守護職の任命権は幕府にあったが,しだいに種々の権限が鎌倉府に移管され,幕府から独立して東国支配を行うようになる。のち幕府との対立が深まり,鎌倉府内でも公方と管領が対立し,永享の乱・享徳の乱の結果崩壊した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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