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鎌倉殿(かまくらどの)

鎌倉幕府の首長をさす言葉。用例は,早く「吾妻鏡」寿永元年(1182)5月25日条にある治承6年(寿永元)5月日付文書にみえる。また関東下知状(げちじょう)など鎌倉幕府公式文書は,「鎌倉殿の仰」によって発給された形式をとる。主従結合の面から,従者である御家人に対する主君という私的性格とともに,朝廷から任じられた諸国守護の統率者という公的性格をもつ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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