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華北分離工作(かほくぶんりこうさく)

中国国民政府の支配下にあった華北5省(河北・察哈爾(チャハル)・山東・山西・綏遠(すいえん))を政治的に分離して親日化しようとした日本軍の工作。1935年(昭和10)6月の梅津・何応欽(かおうきん)協定,土肥原・秦徳純(しんとくじゅん)協定によって本格化し,北支自治運動の名の下に華北領袖の懐柔を進め,年末には冀東(きとう)・冀察の二つの傀儡(かいらい)政権を成立させた。これらの策動は中国側を刺激し,12・9運動など抗日運動を高揚させる原因となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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