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華族(かぞく)

1869~1947年(明治2~昭和22)の身分。版籍奉還後に公卿・諸侯を華族としたのが近代華族のはじめで,当初427家。84年の華族令で五爵制や世襲制などの特権が整備され,皇室を守護する者としての性格が確定。同時に勲功華族として薩長土肥出身者が大きく増加した。明治憲法制定後は貴族院議員の特権もえる。1907年の華族令改訂後,大正・昭和期に改革の動きがあったが,日本国憲法の施行による廃止まで続いた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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