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化政文化(かせいぶんか)

江戸後期,文化・文政期(1804~30)の前後に,江戸町人を中心に開花した文芸・歌舞伎・浮世絵などの各分野にわたる文化活動の総称。広く一般庶民を対象とした読本・滑稽本・合巻(ごうかん)などの文芸書を書いた曲亭馬琴・式亭三馬・柳亭種彦や,浮世絵では風景画を描き人気を博した葛飾北斎・歌川(安藤)広重らが活躍した。元禄文化に比べ,受容する層が広がった一方,享楽的な傾向が強まった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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