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春日大社(かすがたいしゃ)

奈良市春日野町に鎮座。式内社・二十二社上社。旧官幣大社。祭神は武甕槌(たけみかづち)命・経津主(ふつぬし)命・天児屋根(あめのこやね)命・比売(ひめ)神。創祀に諸説あるが,もとは御蓋(みかさ)山を神奈備(かんなび)として西麓に神地が設定され,768年(神護景雲2)祭神を整備して神殿を造営したとみる説が有力。祭神は鹿島・香取・枚岡(ひらおか)の各社からの勧請とされる。藤原氏の氏神であるとともに当初は平城京の鎮護神ともされ,850年(嘉祥3)武甕槌命・経津主命が正一位に昇った。平安中期以降は興福寺の鎮守とされ,南都僧兵の強訴には春日の神木が用いられた。920年(延喜20)の宇多法皇の御幸以降,天皇行幸が行われ,1385年(至徳2・元中2)の足利義満以降,室町将軍の参詣も行われるなど,朝廷・武士からも信仰された。例祭(春日祭)は3月13日(以前は2・11月の上申の日)。神殿は中世以降20年ごとに造替が行われ,1863年(文久3)造営の現本殿は国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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