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加島屋(かじまや)

近世大坂の米関連の豪商の屋号。当主が久右衛門を名のる玉水町の広岡家と,作兵衛を名のる大川町(はじめ玉水町)の長田(おさだ)家の2系統がある。いずれも堂島米市場の米仲買・両替として富を蓄え,大名貸を広範に行い,幕府の金銀引替方十五軒組合などの御用も勤めた。御用金上納額からみて,両加島屋は大坂でも五指に入る豪商であった。加島屋長田家は,分家長田作次郎・作五郎家や別家に米方の業務を委譲し,それへの資金提供や大名貸に主眼を移していった。明治期以降は広岡久右衛門家以上に維新政府に接近し,政府機関や諸県の為替方として政商的活動を行ったが,1873年(明治6)陸軍省の預り金即時上納の命令に応じられず,閉店。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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