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篝屋(かがりや)

鎌倉幕府が京都の治安維持のため辻々に設けた番所。そこでの勤番は御家人役の一つ。「太平記」には48カ所とあるが,実数は不明。1238年(暦仁元)6月,洛中警衛のため,辻々に篝火を焚くことを命じたのが始まり。はじめは大番役の御家人をあてたが,畿内近国の御家人を篝屋守護人に選んで勤番させるようになった。篝屋を設けた辻には太鼓をおき,近隣の在家に松明(たいまつ)を用意させて,犯人逮捕に協力させた。篝屋は洛中の治安維持に効果をあげたものの,鎌倉の政情不安から46年(寛元4)10月にいったん縮小され,廃止の情報が京都に流れた。宝治年間はもとに戻された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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