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替銭・替米(かえせん・かえまい)

替銭は「かえぜに・かわしぜに・かわし」とも。切銭(きりぜに)とも。中世の為替。対象が銭貨なら替銭,米なら替米といった。荘園年貢の輸送や商取引の方法として発達したもので,通常は銭穀を発送地の替銭屋に払いこんで割符(さいふ)(手形)を振り出してもらい,目的地で指定された替銭屋にこの割符を提示して支払いをうけた。このほかに,他所で利子を加えて支払うことを約した手形を振り出して,借銭に利用するものもあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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