1. 用語
  2. 日本史 -か-
  3. 海道記(かいどうき)

海道記(かいどうき)

1223年(貞応2)京都白川に隠棲の僧が,京都―鎌倉間を往還した際の紀行。各所に天台仏教の思想がみられる。「和漢朗詠集」「本朝文粋」などの漢詩句をちりばめた和漢混交文体。和歌84首を含む。遠江国菊川宿では承久の乱で刑死した藤原宗行をしのぶ。現行の「竹取物語」とは異系の「竹取翁伝承」が記される。「群書類従」「新日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう