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回天(かいてん)

太平洋戦争末期に日本海軍が使用した特攻兵器。人間魚雷と俗称。特殊潜航艇の要員から熱烈な上申が出て1944年(昭和19)2月に試作を始め,8月から量産(約400基完成。秋から実戦に使用)。魚雷を改造し,長さ約15m,直径1m,爆薬1.5トン。潜水艦から発進し,乗員1人が操縦して敵艦船に体当りする。戦局を一変することを期待して命名された。ウルシー環礁を最初とし,南太平洋の各港湾を攻撃し,硫黄島・沖縄周辺海域にも出撃した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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