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会所(かいしょ)

会合や事務所などに使われる建物や部屋をいう。(1)室町時代の公家や武家の住宅のなかに建てられた客殿。連歌・茶会などの会合や対面のときに利用され,住宅を構成する建物のなかでは最も重要な役割を担った。(2)中世末期,町衆(ちょうしゅ)が地域ごとに設けた集会所。(3)江戸時代にはさまざまな会所がみられる。株仲間の事務所,米・金銀の取引所,商業機能をもった藩の役所,町内の事務所や集会所,両替・手形・藩札などの引替所,幕末に幕府や藩が外国貿易のために江戸や大坂に設けた役所などをいう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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