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梁書(りょうしょ)

中国南朝の梁(502~557)の興亡を扱う正史。56巻。姚察(ようさつ)が陳朝のもとで編纂を開始し,その死後姚思廉(ようしれん)が隋・唐両朝のもとでこれを継承完成。それまでに編纂された梁の史書は参照されたらしいが,すべて散逸。「史記」以来の体裁によるが本紀・列伝のみ。東夷倭伝には,卑弥呼(ひみこ)の宗女臺(台)与(とよ)(壹与(いよ))が王となったことや,倭の五王讃・彌(み)・済・興・武のことが記されている。中華書局刊。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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