梁(りょう)
中国の南北朝時代の王朝の一つ(502~557)。蕭衍(しょうえん)(武帝)が斉(せい)の和帝から禅譲をうけて建国。都は建康(現,南京)。武帝は倭(わ)と百済(くだら)を重視し,即位の年に百済王と倭王武(ぶ)をそれぞれ鎮東大将軍から征東将軍と征東大将軍に進めた。548年,東魏の亡命者侯景(こうけい)の反乱によって王朝は混乱し,陳覇先(ちんはせん)(陳の武帝)に簒奪された。なお「梁職貢図」は3代元帝(蕭繹(しょうえき))の作。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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