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立正佼成会(りっしょうこうせいかい)

法華系在家教団。1938年(昭和13)長沼妙佼(みょうこう)と庭野日敬(にわのにっきょう)が霊友会から分立した大日本立正交成会に始まる。日中戦争中,長沼の霊感による啓示と指導により発展したが,太平洋戦争中は活動が停滞。敗戦後,占領下で活発な布教活動を展開し,50年代には,東日本を基盤に霊友会につぐ新宗教となった。サークルの法座組織を通じた布教と個人の人格完成をめざす教義は,仏教の現代化を求める人心をつかんだ。60年に立正佼成会と改名。以後,国内的に「国民皆信仰,宗教協力」を社会的に実践し,国際的には宗教平和運動を展開。64年,東京杉並区の本部に大聖堂を建立。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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