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立石寺(りっしゃくじ)

山形市山寺(やまでら)にある天台宗の寺。宝珠山と号す。通称は山寺。寺伝によれば,860年(貞観2)円仁の創建。鎌倉時代には,幕府の支配をうけたらしく,当寺の院主・別当両職の任命権は幕府にあった。1520年(永正17)伊達氏の天童(てんどう)攻めの折,一山炎上。43年(天文12)円海が復興。江戸時代に寺領1420石。1689年(元禄2)芭蕉が当寺を訪れた。寺宝の木造薬師如来坐像・如法経所碑は,いずれも重文。国名勝・国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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