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陸前国(りくぜんのくに)

1868年(明治元)陸奥国を分割して新設された国。現在の宮城県の大部分と岩手県南東部。当初は柴田・名取(なとり)・宮城・黒川・賀美(かみ)・玉造(たまつくり)・栗原・遠田・志田・桃生(ものう)・牡鹿(おしか)・登米(とめ)・気仙(けせん)・本吉(もとよし)の14郡が属した。翌年涌谷(わくや)県・栗原県・桃生県・白石県・江刺県と新仙台藩領にわかれる。新仙台藩領分は71年の廃藩置県により仙台県となる。72年仙台県は宮城県と改称。76年岩手県に属した気仙郡を除き他の郡は宮城県となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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