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神武景気(じんむけいき)

高度経済成長の始まりとなった1956~57年(昭和31~32)の本格的な好況。特需ブーム後の国際収支危機に直面したのち,日本経済は劇的に好況に転じた。スエズ危機を背景に国際的な物流が変わったこと,重化学工業を中心とした設備投資の時代を迎えたことがその理由であった。経済白書は「もはや戦後ではない」と書いたが,57年国際収支の悪化で強い引締め政策がとられて,景気は急速に冷却した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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