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神風連の乱(じんぷうれんのらん)

敬神党(けいしんとう)の乱とも。1876年(明治9)10月に熊本の敬神党がおこした士族反乱。神風連の呼称は敬神党が元寇のときの神風の故事を強調したことによる。肥後勤王党保守派の流れをくむ敬神党は,国学者林桜園(おうえん)の神道に心酔,国粋保存を主張して政府の欧化主義政策を激しく非難し,秋月や萩の不平士族とも気脈を通じていた。76年3月に廃刀令が発布されると,国体を損なうものとして10月24日に太田黒伴雄(ともお)ら170人余が決起し,熊本鎮台司令官種田政明と熊本県令安岡良亮(りょうすけ)を殺害して鎮台を一時占拠したが,翌日鎮圧されて党員の多くは戦死あるいは自刃した。秋月の乱・萩の乱など一連の士族反乱を誘発する事件となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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