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真善美日本人(しんぜんびにほんじん)

三宅雪嶺(せつれい)の著書。1891年(明治24)3月,政教社刊。政教社同人として雑誌「日本人」に拠った著者が,そこに掲載した論考を「日本人の能力」と改題し,前後に「日本人の本質」「日本人の任務」を配して小冊としたもの。序の「日本人は有為の種族なり,八荒の為に偉大の任務を負へり」と,表紙・凡例の「護国と博愛と奚(いずくん)ぞ撞着すること有らん」とが,明治中期ナショナリズムの良質な部分を示す。本来の書名は「日本人」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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