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神仙思想(しんせんしそう)

中国で発生し,とくに道教において重視された思想。養生摂生によって宇宙の根源(道)と一体となって不老長生を実現しようとするもので,医学・錬金術ともかかわりが深い。日本には道教というかたちでは入らなかったが,仏教または文学書などとともに伝わり,8~9世紀にはかなり流行した。ただし日本の場合は表面的な不老長生願望がほとんどで,道との一体化という側面はあまりみられない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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