広義には神社を信仰対象とするすべての神道をさすが,狭義では明治期以降の国家神道をさす。神仏分離により,非宗教の国家祭祀となった。天皇を現人神(あらひとがみ)として信奉し,天皇の祖神を祭る伊勢神宮を中心に神社を体系化し,国民に神社参拝・伊勢遥拝などを義務づけるものであり,国民生活に大きな影響を与えたが,第2次大戦後禁止された。その後,神社本庁などの宗教団体として再出発した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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