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辰韓(しんかん)

古代朝鮮の種族名。その居住地域。朝鮮半島南東部の慶尚道東辺部で,慶州を中心とする地域。馬韓・弁韓とともに三韓の一つ。「晋書」辰韓伝によれば,3世紀頃には12の小国にそれぞれ王がいたが,馬韓の支配をうけていたという。魏の時代には楽浪・帯方両郡の支配もうけたとみられるが,4世紀に小国の一つ斯盧(しろ)国が有力化し,他の諸国を統合して新羅(しらぎ)が成立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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