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志波城(しわじょう)

陸奥国北部におかれた古代の城柵。盛岡市下太田字方八丁(ほうはっちょう)にあり,雫石(しずくいし)川南岸の段丘上に位置する。803年(延暦22)坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が造志波城使として造営。外郭施設は東西930m,南北800m以上の築地,内郭は方約150mで,東北地方の古代城柵として最大級の規模をもつ。811年(弘仁2)しばしば水害にあうという理由で移転が申請され,徳丹城が築かれたのち史料から消える。築地塀や正門などの一部が復元されている。城跡は国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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