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白糸(しらいと)

輸入された中国産の上質生糸。養蚕・製糸業の発展が遅れた日本では,近世初頭まで,京都西陣で生産される高級絹織物の原料糸を白糸に依存してきた。江戸幕府は1604年(慶長9)糸割符(いとわっぷ)制度を定め,白糸の輸入統制に着手し,85年(貞享2)以降,輸入制限をしたため輸入額は減退した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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