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舒明天皇(じょめいてんのう)

生没 593~641.10.9 在位629.1.4~641.10.9 系譜上の第34代天皇。田村皇子・息長足日広額(おきながたらしひひろぬか)天皇と称する。父は押坂彦人大兄(おしさかひこひとのおおえ)皇子,母はその異母妹の糠手姫(あらてひめ)皇女。敏達天皇の孫。姪の宝皇女(皇極天皇)を皇后として中大兄皇子(天智天皇)・大海人(おおあま)皇子(天武天皇)らを,また蘇我馬子(うまこ)の女法提郎女(ほほてのいらつめ)との間に古人大兄(ふるひとのおおえ)皇子をもうけた。推古天皇の没後に皇位をめぐり,田村皇子を推す大臣の蘇我蝦夷(えみし)と,山背大兄王(聖徳太子の子)を推す境部摩理勢(さかいべのまりせ)が対立し,摩理勢は蝦夷らによって攻め殺され,田村皇子が即位した。630年(舒明2)には犬上御田鍬(みたすき)が第1回遣唐使として唐に渡り,翌年には唐使の高表仁(こうひょうじん)が来日した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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