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職業婦人(しょくぎょうふじん)

大正・昭和期,工場労働や農業労働に従事する労働婦人・農村婦人に対して,事務労働や専門職に従事する女性をいう呼称。明治期から女性教員やタイピストは存在したが,第1次大戦後に女性事務員や店員などのホワイトカラー層が増加し,美容師・バス車掌・アナウンサーなどの職種もつぎつぎに登場。就職・退職の自由,私生活の保障などの近代的雇用形態が一応守られていたため,働くことが女性の自立につながることを示した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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