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聖林寺 十一面観音像(しょうりんじじゅういちめんかんのんぞう)

大神(おおみわ)神社の神宮寺の大御輪(だいごりん)寺が明治初年の神仏分離により廃絶し,同寺から移された。憂いをたたえた表情,下半身の長い雄大な体躯をもつ像容が熟達した捻塑(ねんそ)技法により表され,奈良時代の木心乾漆像を代表する遺品。像高209.0cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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