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定飛脚(じょうひきゃく)

仲間が幕府に公認された江戸の飛脚業者。中世末にはすでに存在が確認でき,定期的に運送をはたす飛脚のこともいうが,一般には江戸の三度飛脚の仲間をさす。江戸の三度飛脚は1782年(天明2)に仲間を幕府から認められ,定飛脚の名称を許され,京大坂定飛脚問屋ともよばれた。江戸と大坂・京都を結んで,大坂城・二条城の番衆の書状逓送を請け負い,宿駅の人馬を御定賃銭で使用し,書状・荷物の輸送にあたった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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