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常磐炭田(じょうばんたんでん)

福島県と茨城県にまたがる炭田。主として福島側は亜瀝青炭,茨城側は半無煙炭を産出。常磐炭は炭質でやや劣るが,首都圏に近く,工業用・家庭用炭として広く利用された。1851年(嘉永4)にはじめて採掘。本格的な開発は83年(明治16)磐城炭鉱創立に始まり,97年の常磐線開通によって発展。有力企業は常磐炭鉱(磐城炭鉱・入山採炭の合併),古河好間(よしま),大日本炭鉱など。1977年(昭52)5月常磐炭鉱西部炭鉱が閉山し終掘。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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