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商売往来(しょうばいおうらい)

江戸時代の実業系の往来物。1694年(元禄7)初刊。その後,版を重ね広く普及した。大坂の書家兼作家堀流水軒(りゅうすいけん)の作。内容は帳簿・貨幣をはじめ,商品として扱われる品物全般にわたる。「名頭と江戸方角と村の名と商売往来これでたくさん」といわれたように,寺子屋へ通う子供の基本的な教育内容となっていった。またその後発行された農業系や手工業系の往来物のモデルともなった。「日本教科書大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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