少弐貞経(しょうにさだつね)
生没 1272/73~1336.2.29 鎌倉末~南北朝初期の武将。盛経の子。法名は妙恵。1296年(永仁4)8月以前から大宰少弐。1333年(元弘3)3月菊池武時が鎮西探題赤橋英時を襲うと,これにくみせず武時を敗死させた。しかし反幕府勢力の優勢を知り,同年6月英時を討滅。この功により筑前・筑後両国の守護に任じられるが,その後,建武政権に背いた足利尊氏に内応。36年(建武3・延元元)菊池武敏らに攻められ筑前国内山城で自刃。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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